通勤にも、買い物にも。
片側3車線の道で、信号待ちでエンコしたり。
車を押しながらコインパークに止めようとしていると、小学生に
『ちっちぇ〜〜〜〜〜車！！！』と、押すのを手伝ってくれたり。
愛おしい蜜月は過ぎておりました。
ドン・キホーテへ買い物に行き、イエローバルブをライフに付けてウキウキで帰る最中、
『あ、止まるな。』
てな兆候があったので、路肩に寄せる。
助手席にはMr.御不動ことアイ〜ム氏。
さすがだ。彼はそう言う運気を持ってらっしゃる。
何をしても動かない。バッテリーも弱くなってきて、セルの音も心もとなくなってきた。
兄貴分に速攻電話をして、ガレージまで牽引してもらう。
かれこれ何度目だろうか、牽引されるのは。
ロープのテンションの張り方、スタート時の気の使い方、否応なく上手くなってきた。
慣れないのは、牽引されている時の自分の気持ち。
前の二人はどんな話してんだろう。ごめんね、迷惑おかけして。
なんで止まったんだ？ あ〜もう辞めよっかな。
窓越しに流れるテールライト、街灯を見ながらぼーっと考えて込む瞬間。
ガレージで何しても動かないもんだから、夜中に名古屋から豊田の基地まで牽引。
週末にシャチョウにお伺いをするも、謎だと。
じゃー、仕方ない。
ヘッドを開けてOH、ついでにピストンリングも換えてみる事になった。
ヘッドを開けてみて、思わず笑った。
購入時からホーク2ピストンで400になっていたのだが、リセス加工を載せたまま行ったんだろうか？ライナーまで一緒に削られている(笑)
かろうじて1~2mmエッジが残ってるかなと言う位。
だけれど、しっかり圧縮もあったし、これが原因で止まった訳でもなさそう。
何週間後、内燃屋さんから帰ってきて、組み付け。
無事エンジンはかかった！
結局なんだったかは分からないけれど、ひとまず安心。
この時、追加メーター、タコ、ダッシュボードのイメチェン。オイルクーラー装備と、ポテンシャルアップ。
ずっとライフに対する情熱は消えなく（笑、常に何か改造してやろうとY!を見ていた。
やっぱし、欲しいモノは5速。
Z360 GSS もしくはライフ360 GSにしか本来ついていない装備である。
なのにステップは大体5速になっている。。。。
何台のライフが臓器提供したのだろうか。
オクに出てきても、4万前後。
シンクロが生きてるか、錆びてんのか分からなくても、大体こんな値段。
恐ろしくてかえないだろ〜〜〜ってずっと思っていた。
そんな時、いつも見ていた車の個人売買のサイトで驚くべき発見をしたんです。
『ライフ オートマチック◎◎万 部品取りでツーリングお付けします。』
！！！！！！！！！！！
オートマチックには目もくれず、部品取りのライフの写真一枚だけを凝視した。
GSのみのフォグランプが確認出来たので、早速問い合わせ。
エンジンに水が回って現在不動。エンブレム、シフトノブ等添付された写真をどうみてもGSである。
しかもそんなにヤレていない！！
そこで壮大なプロジェクトが脳裏をよぎった。
白ライフは純正塗装の上に、前々オーナーによるラッカー塗装。の上に前オーナーによるムラのある白塗装。
そこが気に入らなかったのだが、それを剥がすのに金額がかかるため、全塗したくても二の足を踏んでしまっていた。
逆に、不動GSの状態が良さそうなので、エンジン等載せ換えてウンコ色のまま乗るのも渋い。塗装も補修で済むなら安く済む。
それに一台部品取り車に出来る！
よし、これは良いと決断。善は急げである。
不動車と言うことで先方の業者が言う輸送代には驚いたが(20万弱(笑))、シャチョウに助けられ、安く運んでくれた。
もうお気づきの方はいらっしゃると思うが、白ライフは、後のタキーズ号になる。
部品取りとしてでも良いかなと思っていたが、最年少の彼が乗りたいと言うもんだから、そんな熱い気持ちには答えられずにはいられない。
GSの運賃で譲ってあげた。
早速来たと、社長から連絡があったがあまり浮かない声。
見に行ってみると、天井は禿げているがストラットの付け根等、ライフの弱点はそんなに錆びてはいない。
まぁ、こんなもんかなと移植しようと全バラし始めた。
ほんとに意外と良かったと安心していたら、、、、、、、
ドライバーシートの足下に、嫌な柔らかさが。
アンダーコート下の鉄板がグスグスなのである。
マイナスとハンマーでおもむろに殴る。
地面が見える。。。。。
まぁこんなもんだな、そりゃそういう年式だもん。
ここから富士360に向けてのカメムシ号製作が始まるのである。 続く
